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01.アヴェ・マリア
作曲:フランツ・シューベルト
演奏:アルテュール・グリュミオ―(vn)
イシュトヴァン・ハイrデュ(pf)
意訳すると「めでたし、マリア」数ある同名曲のなかで特に有名なのが、このシューベルトの作品です。ピアノの伴奏にのせて流れる美しいヴァイオリンの旋律は、よき日を迎えられたおふたりをやさしく見守る、ご両親さまのまなざしを感じさせます。
02.愛の挨拶
作曲:エドワード・エルガー
演奏:チョン・キョンファ(vn)
フィリップ・モル(pf)
『威風堂々』の作曲でも知られるエルガーが、彼のピアノの生徒でもあった婚約者に贈った曲です。ヴァイオリンの甘く心地よい調べと、細やかなピアノ伴奏。それぞれのパートが、恋人への無垢な愛を歌い上げるエルガーと、その愛にそっと寄り添う婚約者なのかもしれません。
03.結婚行進曲(《真夏の夜の夢》作品61から)
作曲:フェリックス・メンデルスゾーン
演奏:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:アンドレ・プレヴィン
クラシック界きってのウェディングマーチです。おなじみの胸躍るファンファーレに続いて、とめどなく押し寄せる祝福の嵐。おふたりの門出にふさわしい活気と感動にあふれる一曲を名門ウィーン・フィルの艶やかな音色でお届けします。
04.ブランデンブルク協奏曲 第5番 ニ長調 BMV1050 第1楽章
作曲:ヨハン・セバスティアン・バッハ
演奏:ムジカ・アンティクヮ・ケルン
指揮:ラインハルト・ゲーベル
心が浮き立つような合奏協奏曲。チェンバロが小気味良いリズムを刻み、ヴァイオリンとフルートが優美な音色を響かせます。軽やかな合奏とソロが交互に演奏される様子は、ドレスに包まれた新婦さまのまわりを妖精が飛び交いながら、祝福のキスを送っているかのようです。
05.トランペット・ヴォランタリー(デンマーク王子の行進)
作曲:ジェレマイア・クラーク
演奏:ピーター・ハーフォード(org)
マイケル・レア―ド・ブラス・アンサンブル
クラーク作曲『デンマーク王子の行進曲』を、ヘンリー・パーセルがトランペット用に編曲して有名になりました。ヴォランタリーとは本来、英国国教会で礼拝の合間に演奏されるオルガン音楽の一種。トランペットの優美な音色が、おふたりの記念すべき日をより格調高いものにします。
06.オンブラ・マイ・フ
作曲:ゲオルグ・フリードリヒ・ヘンデル
演奏:エドワード・ブリューワー(cemb)
ランドル・ヴォルフガング(ob)
オルフェウス管弦楽団
歌劇《セルセ》第1幕第1場に登場するアリア。ゆったりとしたテンポにのせて、美しい木陰への親しみをペルシャ王セルセが歌う曲です。平和と穏やかさに満ちた旋律が、おふたりの永遠の愛をお祝いします。
07.メヌエット(管弦五重奏曲作品13の5から)
作曲:ルイジ・ボッケリーニ
演奏:イ・ムジチ合奏団
メヌエットとは、しっとりとしたテンポの宮廷舞踊曲のひとつ。ヴァイオリンの奏でる旋律は、ときに甘く、ときに憂いを含みながら、貴族たちの優雅なステップを思わせます。気品あふれる披露宴にふさわしい一曲といえるでしょう。
08.トロイメライ(夢)作品15の7(《子供の情景》から)
作曲:ロベルト・シューマン
演奏:マルタ・アルゲリッチ(pf)
「トロイメライ」はドイツ語の「トラム(夢)」から派生した言葉。《子供の情景》は、大人の中に生き続ける子供の心を描いたピアノ曲です。夢見るような旋律を聴きながら思いだすのは、幼いころの懐かしい日々。ご両親様への感謝が改めてわき上がってくることでしょう。
09.月の光(《ベルガマスク組曲》から)
作曲:クロード・ドピュッシー
演奏:パスカル・ロジェ(pf)
静かにやさしく始まるこの夜想曲は、ドピュッシーの最も有名なピアノ曲のひとつです。美しくもせつない旋律はとても情感豊か。目を閉じると、大切な人と過ごしてきた時間が、清らかな月光に照らしだされるようです。
10.カノン
作曲:ヨハン・パッフェルベル
演奏:シュトゥットガルド室内管弦楽団
指揮:カール・ミュンヒンガー
「パッフェルベルのカノン」の名で多くの人に愛されている名曲。気品に満ちた旋律を各楽器が追いかけるように奏でていく音楽は、おふたりが紡いでこられた愛の日々を思わせます。バロック音楽の真髄を聴かせてくれる名門オーケストラの演奏です。
11.オーボエ協奏曲 ハ長調 K.314(285d) 第1楽章
作曲:ヴォルフガング・アマデウス・モーツアルト
演奏:ハンスイェルク・シェレンベルガー(ob)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
あまたあるオーボエ協奏曲のなかでも特に有名な、モーツアルトの作品です。宮廷での宴会を思わせる優雅な調べと、世界的オーボエ奏者シェレンベルガーの軽やかなソロとともに、心躍るパーティの幕を開けてみませんか。
12. シバの女王の入城(オラトリオ《ソロモン》から)
作曲:ゲオルグ・フリードリヒ・ヘンデル
演奏:オルフェウス室内管弦楽団
旧約聖書を題材にしたオラトリオ「ソロモン」第3幕の前奏曲です。エルサレムのソロモン王をはるばる訪ねてきたシバ王国の女王の入城シーンは、きっと目も眩むほど壮麗だったのでしょう。快活な曲調が、楽しい時間をより一層盛り上げてくれます。
13. 水上の音楽 組曲第2番 ニ長調 アラ・ホーンパイプ
作曲:ゲオルグ・フリードリヒ・ヘンデル
演奏:アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ
指揮:サー・ネヴィル・マリナー
ヘンデルが英国王の舟遊びのために作った曲と伝えられています。テムズ川から聞こえる華麗な音楽にロンドンっ子も驚いたことでしょう。ホルンとトランペットを高らかに鳴らし、ご披露宴に花を添えてみてはいかがでしょうか。
14. 愛の喜び
作曲:フリッツ・クライスラー
演奏:シュロモ・ミンツ(vn)/ クリフォード・ベンソン(pf)
ヴァイオリニスト、クライスラーが作曲したピアノとヴァイオリンのための小品。愛がもたらす喜びや晴れやかな気分を歌う親しみやすい旋律を、現代のヴァイオリン界を牽引するシュロモ・ミンツらが、新鮮かつ豊麗な演奏で聴かせてくれます。
15. 主よ、人の望みの喜びよ(《心と口と行いと生活で》から)
作曲:ヨハン・セバスティアン・バッハ
演奏:シュトゥットガルト室内管弦楽団
指揮:カール・ミュンヒンガー
カンタータ「心と口と行いと生活で」に登場する美しいコラール。希望と喜びを感じずにはいられない旋律が、多くの人から愛されています。結婚式、ご披露宴と、どのようなシーンにもふさわしい1曲でしょう。
16. 愛の夢 第3番
作曲:フランツ・リスト
演奏:ホルへ・ボレット(pf)
3曲からなる歌曲を後年リスト自身がピアノ・ソロ用に編曲したもので、この第3番が特に有名です。原曲の歌詞は、ドイツの詩人フェルディナント・フライリヒラートの「おお、愛しうる限り愛せ」から。力強い愛の決意を、ロマンティックな調べにのせてささやく名曲です。リスト弾きとして有名なボレットの演奏もお楽しみ下さい。
17. おまえが欲しい(ジュ・ドゥ・ヴ)
作曲:エリック・サティ
演奏:パスカル・ロジェ(pf)
近代西洋音楽に大きな影響を与えた革命児、サティの小品。パリのカフェで歌われるシャンソンとして作曲した後、サティ自身がピアノ・ソロ用に編曲した、小粋な愛の曲です。ピアノ版には歌曲に存在しない中間部があり、これも美しい旋律を聴かせてくれます。
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